森は海の恋人
森は海の恋人植樹祭(写真提供:牡蠣の森を慕う会)
宮城県の気仙沼湾でカキを養殖してきた畠山重篤さんは、昭和40年〜50年代にかけて、ひどい目にあったんだよ。赤潮が発生し、赤潮プランクトンを吸ったカキの身が赤くなってしまったんだ。「血カキ」と呼ばれるようになったカキは売れず、捨てるしかなかったそうだよ。
そのとき、畠山さんは川の汚れに原因があると考えたんだ。やがてフランスのカキ研究者に招かれてフランスでの養殖を視察したことがきっかけになって、あらためて海が豊かであるためには上流の森と川が大切なことに気づいたそうだよ。
日本に戻った畠山さんは、1989年、仲間とともに「牡蠣の森を慕う会」をつくり、気仙沼湾に流れ込む大川上流の山に木を植える活動を始めたんだ。活動のキャッチフレーズは「森は海の恋人」。森を大切に思う気持ちが、とても伝わってくる言葉だね。その後、水産学の教授とも出会い、川が運んでくる森の養分が、カキのエサになる植物プランクトンを育んでいることもわかったそうだよ。畠山さんたちによる上流での植林は今も続いている。森が元気で川もきれいなら、海も元気になるんだね。ボクらも川を大切にしないといけないね。
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