8 干ばつや水不足により、各地から悲鳴
世界有数の食料輸出国であるオーストラリアでは、干ばつが深刻化し、小麦の生産などが減少しています。オーストラリア政府によると、2006年12月~2007年11月の主要三作物(小麦、大麦、ナタネ)の生産見通しは、いずれも前年を大きく下回り、ひ害総額は5,000億円以上になると見込まれています。農家が農地を手放し、自殺者も出るほど深刻な状きょうになっているとのことです。オーストラリアの干ばつは日本も無関係ではありません。オーストラリア産の小麦は日本の輸入量の2割をしめているので、影響がさけられないのです。
一方、フランスでは、昨年9月、水不足に見まわれ、合計65県が取水制限のための命令を発しました。
水不足は日本も他人事ではありません。2005年、水不足のピークとなった7月1日には、九州北部から関東にかけて20の一級河川水系で、取水制限が行われました。特に四国地方を中心にして厳しい水不足が続き、高知県の早明浦ダムでは、使える水が二度にわたってゼロとなったほどでした。
温暖化により地球全体の気候が大きく変わります。温暖化により気温が上がると、海面や地面から蒸発する水の量が増えるので、水蒸気も増えます。地球全体としての雨の量は増えますが、地形などの条件によっては、長期間の水不足である干ばつにおそわれるところ、その逆に水害におそわれるところが出てくるのです。







