「みどりの小道」環境日記

第8回コンテスト

第8回 コンテスト 入賞作品のご紹介

環境大臣賞

《福岡》福岡海星女子学院附属小学校6年 北岡 翼くん

北岡 翼くんとお母さま、お祖父さま、弟の亮くん(3年)。尊敬しているお兄ちゃんといつも一緒に活動して、亮くんも銀賞を受賞しました。

日記に添えられた資料ノート1,2と別冊・はみ出し活動。写真、新聞の切り抜きなどの的確な資料は、そのボリュームで審査委員の先生方を圧倒しました。

“おじいちゃん”のお話に、素直に耳を傾ける場面が頻繁にでてきます。

とにかく楽しんで活動している様子がうかがえ、読んでいて温かくなります。先生の「ひとこと」フィードバックが、一日も欠かさず毎日書き込まれています。

「ひろげよう通信」は5年生の時の「しまった新聞」の進化形です。自分で決めたテーマ、「伝える」を反映したタイトルですが、お母さまの命名だそうです。姫路・青山小の正木良典くんとシンポジウムで知り合い、以後ずっと手作り新聞のやりとりなどの交流が続きました。その交流がお互いの成長に大きく拍車をかけたようです。正木くんも文部科学大臣奨励賞を受賞しました。

審査委員のコメント

  • 一年目「環境」を知り、二年目に「なぜ?」がテーマになり、三年目はついに「伝える」になってくれた。中学生になっても環境問題にますます関心を持って欲しい。(はかま満緒さん)
  • 三年間の、日記によるみごとな成長の記録ではないか。日記を始めてからのアンケートは発想が秀逸。指導の佐藤先生に敬意。(小林和男さん)
  • はみだし活動資料まで、細かく分類されて分かりやすい。データに基づいた分析としっかりした考え方に感銘を受けた。(小林珠江さん)
  • 出会ったことをテーマに手紙を書くのは、広げる方法として素晴らしい。その返事をどう受けとめ、どう今後に生かすか期待する。(崎田裕子さん)

文部科学大臣奨励賞

《兵庫》姫路市立青山小学校6年 正木 良典くん

正木良典くんとご両親、お祖父さま・お祖母さま、弟の克弥くん(3年)。正木兄弟は同じ青山小の室姉妹と活動。克弥くんも佳作に入賞しました。

日記に添えられた別冊。2冊のエコ交換ノートの表紙の写真は自作の「エコかるた」大会の様子を撮ったもの。

スポーツや食べることが好きな普通の少年のようですが、どんなに楽しいイベントのある日でも、環境に気を遣った行動をし、友だちにも影響を与えています。

おじいちゃんの田植えの手伝いも楽しみ、田んぼの小さな生き物見つけては楽しみ、姫路城のライトダウンの夜は蛍や星の光を楽しむ、素直な姿勢が書かれています。

2冊のエコ交換ノートは、室姉妹とやりとりしたもので交換日記のように1週間交代でリポートが綴られています。「正木母」「室母」も疑問に答えたり、意見を述べたり、参加しています。

別冊III は手作り新聞。06年2月まで弟の克弥くんと続けていた兄弟新聞「ゴンターズ」は、4月から同じ青山小の室 文華(6年)・愛香里(4年)姉妹との共作で、エコ新聞「兄弟姉妹(ケイテイシマイ)」になりました。1ページがB3の大きな新聞です。自分から発信し、仲間を広げていくことの大切さをよく分かっています。

審査委員のコメント

  • 食糧輸入大国日本の現状から「食糧の輸入」は「水の輸入」でもあること に気付いたことは立派。6年生で「バーチャルウォーター」を身に付いた形で理解している。(松本 聰さん)
  • 環境日記が交換日記になり、良き友人が増える。ひとりぽっちでは出来ないことも、多くの良き仲間が集まれば、必ず幸せになれる。環境の基本は、そして本当の教育はそこにあるのだと思う。(はかま満緒さん)
  • エコかるたは、あるようで、なかった気がする。家族で環境を考えることの素晴らしさが伝わってきた。省エネアイデア欄の発想は、ぜひ実行して欲しい。エコ交換ノートは素晴らしい。勉強になった。(鈴木義光さん)

東京都知事賞

《福岡》北九州市立大里東小学校6年 浜崎 日香里さん

浜崎日香里さんとご両親。初めての取り組みですが、3カ月の間、急速に成長しました。ご両親もすっかり「教えてもらってる」そうです。

日記に添えられた別冊は、薄手ですがテーマごとに8冊になりました。教室で皆に発表できるくらい大きなものもありました。

赤い文字は先生のコメントではありません。「赤字は重要!!」だそうです。どうしても伝えたい、ゼッタイ読ませるぞという情熱が感じられます。

小さな文字で書いても書ききれないほど、思いがいっぱいありすぎて、はみだしだらけになりました。スペースが倍くらいあれば良かったのでしょうか。

別冊のテーマは「下水道と環境教室」「みんなで防ごう地球温暖化」「ゴミ減量20%をめざそう」「実行実験版」「公害克服」「3R」「新聞調べ学習版」「北九州エコタウン」です。

審査委員のコメント

  • 小学生とは思えないほど深みのある日記。膨大な資料を取り集めて、題材の検討を豊かにしている情熱、緻密さには驚かされる。(松本 聰さん)
  • 日記というより、参考書だ。すごい資料だ。多方面からの細かな研究、そして発見。ひとつの論文として読ませてもらった。(はかま満緒さん)
  • すごい執念の日記だ。環境問題に取り組む情熱が、毎日の表現にほとばしっているようだ。母親に「娘は我が家の環境大臣です」と言わせる迫力を持っている。(小林和男さん)
  • 問題意識の高さ、情報収集力、まとめ、のいずれも初めてとは思えない。環境問題への真剣な思いが溢れるような日記だ。(和田恵子さん)