生物多様性はいま
1975年以降、1年に4万種の生物が姿を消していると言われている。それに対してワシントン条約やラムサール条約などがつくられたけれど、それらは特定の生物や、特定の生態系を守るものだった。ところが、それらでは守れない環境が増えてきたんだ。たとえば難病に効果がある薬品の原料になるような生物が存在していたとしても、それが見つかる前に生態系ごと失っている可能性がある。こうしたことを食い止めるためにつくられたのが「生物多様性条約」だよ。この条約では、生物多様性を守ったり、生物からの恵みを受け続けられる方法などを決めていくことを目指しているんだ。
ワシントン条約…絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約
ラムサール条約…特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約
覚えておこう「生物多様性の10年」
2010年12月の国連総会では、2011年〜2020年を「生物多様性の10年」とすることが決まり、世界の国々が協力して生態系保全に取り組むことになったんだ。
絶滅が心配されている
生き物を守ることも
大切だけれど、その生き物が
暮らせる環境をまるごと
守ることも大切なんだニャ
日本にある世界的な自然遺産
いつまでも残したい全世界で貴重な文化・自然遺産を残すための国際的な取り決めが「世界遺産」だ。世界遺産は、文化遺産と自然遺産、複合遺産に分かれている。このうち自然遺産は、世界的にも貴重で、特徴のある自然地域や、失ってはならない動植物種の生息地、自然の風景地などを対象にしているんだ。日本では3カ所が世界自然遺産に選ばれているよ。
「みどりの小道」環境日記は、子どもたちが環境をテーマにした日記を書くことで
日頃から身近な地球環境について考えみんなで話し合い、行動することをめざす環境教育プロジェクトです。
